フリーランス音楽家のためのAI・デジタル活用入門|今日からできる時短・経費削減術/Vol.22

フリーランス音楽家のためのAI・デジタル活用入門の記事サムネイル画像。女性音楽家の写真と『今日からできる時短・経費削減術』というタイトルがデザインされたアイキャッチ

この1〜2年で、「ChatGPT」はかなりメジャーになりましたよね。

比較的デジタルに弱いクラシックの音楽家さんでも「聞いた事はある」「無料版で少し使ってみた」という方も多いのでは?

今回の「音TOWN.Biz」から複数回は、AIの他、デジタルツールの活用法をお届け予定!

この記事では、一部を「ChatGPT」に実際に作らせ、そのプロセスを公開してみようと思います♪

『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、(プロアマ問わず)音楽家がより生きやすくなるために、主に音楽以外の有益な情報をお届けしています。 →詳しくはコチラ

フリーランス音楽家が「お金」「多様性」「生き方」などを学べる情報サイト音TOWNの紹介画像
このシリーズでは、音楽を職業にしていくためにとても重要であるにもかかわらず、学校ではあまり教わらない“お金”について、改めて学んでいきましょう!

お金について学ぶと「生き方」も明確になりますよ! →詳しくはコチラ

フリーランスの音楽家向け「お金の学び直し講座」第21回のサムネイル。笑顔の女性が電卓と資料を前に座り、背後にチェロとキーボード。お金を学ぶと生き方が明確になる、11の質問付き。

楽器演奏ができる賃貸マンションを紹介するソナーレのトップ画像 音大生や演奏家のためのお部屋探し

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この記事を読むと役に立つ人は!?

・フリーランス・個人事業主の音楽家(演奏家)として活動している方
・生成AIの他、デジタルツールの活用の方法を知りたい方
・音楽/演奏技術以外のスキルに不安があり、デジタル技術導入に二の足を踏んでいる方

読んだらどんな良い事が!?

「ChatGPT」でどんな事ができるかが少し分かる
生成AIの他、デジタルツール導入のメリットやデメリットが少し分かる
・それらの導入により、事務的な仕事を軽減できる可能性が広がる

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音大生のための“働き方”のエチュード/著:藤井裕樹
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「Chat GPT」の生かし方/可能性

サックス奏者で宅建士・賃貸管理士としても活動する井出慎二さんのインタビュー画像
『井出慎二:「サックス奏者 兼 宅建士/賃貸管理士」という生き方♪』
参考:「コロナの次に備えるべき脅威とは!?」

井出慎二さんはこの記事で「生成AIの脅威」について語ってくださり、「AIにコントロールされる側ではなくて、AIをコントロールする側の人間(音楽家)になっておく必要がある」と提言してくださいました。

僕も全くの同意見です!

フリーランス音楽家の海外旅行・旅育を特集する音TOWNインタビュー記事サムネイル(前編)
『高橋真太郎:フリーランス音楽家でもできる「海外旅行」「旅育」!?親子で人生を豊かに♪【前編】』
参考:「革命的でリーズナブルな英語学習方法とは!?」

高橋真太郎さんはこの記事で、「英会話の学習・習得をリーズナブルに、効率的に行う方法」として「ChatGPT」を紹介してくださいました。

いろいろな活用方法があるんですけど、僕の場合、実はこの『音TOWN』の執筆に「ChatGPT」を使用する事(手伝ってもらう事)があるんですよ!

「ChatGPT」とはこんなやり取りをしています!

「ChatGPT」には、専門用語で「プロンプト」と呼ばれる「指示出し/質問」が必要で、この質が生成される結果に大きく影響するそうです。

決して僕のプロンプトが正解でもないし、もっと良い方法があると思うのですが、どんな感じが少しお見せしますね!

フリーランス音楽家のAI・デジタル活用に関する記事原稿の作成をChatGPTに依頼しているプロンプト画面

ChatGPTが最初に提示した論文調のAI・デジタル活用記事のドラフト回答
読みやすくカジュアルに修正してほしいという依頼に対し、ChatGPTがリライト版の見出しと文章を提示した画面

WordPressにそのまま貼れるHTMLタグ形式で記事本文を提示するChatGPTの回答画面ポイントは、

「音TOWNにフリーランス音楽家のAI・デジタル活用に関する記事を書いてください」

とだけ指示するのではなく、ある程度具体的に指示をしてあげる事で精度が上がるようです(今回の場合、内容の要点を箇条書きにし、見出しの作成や大体の文字数を指示しています)。

最初の回答では「論文調」の文章ができてしまったため、一度修正依頼をお願いしましたが、最初の段階で「カジュアルに」というような指示を出しておけば、一発で上がってきたかもしれませんね

というわけで、ここから先はあえて「ChatGPT」が作成した原稿をそのまま載せてみようと思います!

今回のタイトル「フリーランス音楽家のためのAI・デジタル活用入門|今日からできる時短・経費削減術」「ChatGPT」の提案をそのまま採用しました。

注:これ以前は「ChatGPT」を使用せず、僕が一から書いています!

なぜ今、音楽家に「デジタル」が必要なのか

演奏・レッスン・練習に追われて、事務作業はつい後回し…。これはクラシックや音大出身のフリーランス音楽家にとって、あるあるです。

「パソコンが苦手」「デザインなんて無理」「事務作業は毎年ぎりぎり」こんな声もよく聞きますが、実は少しのデジタル活用で時間もお金も大きく変わります。

  • 制作物が時短できる
  • 経理がラクになる
  • 宣伝の効果が上がる
  • オンラインでも稼げる

つまり、音楽家がデジタルを使う理由は「もっと自由に音楽に集中するため」。ここでは難しい専門用語なしで、今日から使えるデジタル活用術を紹介します。

デジタル活用のメリット

1. とにかく“時間が増える”

アナログ作業は思っている以上に時間泥棒です。

  • レッスン告知のチラシを毎回イチから作る
  • 演奏依頼メールを1から打つ
  • 確定申告の準備に数日かかる

これらはデジタル化で一気に短縮できます。時間が増えれば、練習や制作、休息にも回せます。

2. 無駄な経費が減る

印刷代、郵送代、スタジオ予約の手間、経理のミス……こういった“見えない経費”が減ります。クラウド会計を使えば、確定申告前の地獄が消えます。

3. 稼げるチャンスが広がる

デジタル活用で「場所の制限」がなくなります。

  • オンラインレッスン
  • 教材・音源のデジタル販売
  • YouTube発信による新規顧客獲得

演奏だけに頼らない複数の収入源を作るチャンスになります。

デメリット(気をつけたいポイント)

デジタルにも注意点があります。

  • 慣れるまで少し時間がかかる
  • ツール代が多少かかる
  • 使いこなす前にやめたくなることがある

ただし、これは最初の1〜2週間だけ。音楽家なら、練習同様に必ず慣れます。

ChatGPT(チャットジーピーティー)

できること

  • 文章作成(告知文、レッスン紹介文など)
  • SNSの投稿案作成
  • メール・契約書文面の下書き
  • アイデア出し(レッスン企画など)

音楽家向けの活用例

  • コンサートの告知文を短時間で作成
  • レッスン紹介ページの文章を整える
  • 生徒向け案内文をテンプレ化
  • ブログやYouTube台本の作成

Canva(キャンバ)

できること

  • チラシ
  • フライヤー
  • SNS投稿画像
  • YouTubeサムネイル

テンプレートを選んで写真を差し替えるだけでデザインが完成します。

音楽家向けの活用例

  • コンサート告知チラシ
  • レッスン案内のInstagram投稿
  • 教室の料金表
  • 演奏動画のサムネイル

freee(フリー)

できること

  • 売上・経費の自動仕訳
  • 確定申告書の作成
  • 領収書のスマホ撮影で入力不要
  • 請求書の発行

音楽家向けの活用例

  • 楽器代・リード代・旅費整理
  • レッスン料管理
  • 演奏依頼の請求書発行
  • 収支の見える化

まとめ:これからの音楽家は「デジタルが使えるほど自由になる」

AIやデジタルツールは、音楽を奪うものではなく、あなたの活動を支える道具です。時間を生み、経費を減らし、発信力を上げてくれます。

これからの音楽家は「演奏力 × デジタル力」が自然と求められます。紙の事務作業は減り、オンライン化は進み、AIによる自動化はもっと身近になります。

まずはどれか1つだけで大丈夫。ChatGPT、Canva、freeeの中から今日使えそうなものを5分触ってみてください。あなたの音楽活動はもっとラクに、もっと自由になります。

ここから藤井の執筆に戻ります!

いかがですか?

やはりAIの文章は「やや無機質」に感じられるかもしれません。

また、内容的にも「間違いではないが、なんか微妙…」という箇所がありますね。

とは言え、これくらいの文章であれば書けてしまうわけで、クリエイティブな作文・執筆ができないライターさんは必要なくなるんじゃないでしょうか

僕は上記のように「ChatGPT」に作成してもらった後、使えそうなら使う(正直かなり的外れのケースもありました)、使えるとしてもオリジナリティや、人間らしい温かみが出るように修正をして、太字、色付け、改行、外部リンクを貼ったりという作業をします

「自分自身の(音楽家・経営者としての)経験談/感想・意見・提言」

などを入れるのも重要ですね。

これだけは絶対AIや他人にはできない、書けませんから…

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『音TOWNについて』

音TOWN1周年に寄せて「人生の地図」を持つ大切さを考えるコラム(藤井の歩き方 Vol.6)のサムネイル画像 フリーランス音楽家の生き方ヒント
『「人生の地図」を持っていますか?─音TOWN1周年に寄せて/Vol.6』

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『フリーランスの音楽家が「お金」について学ぶ本当の意味!11の質問付き♪/Vol.21』

ちなみに、『音TOWNについて』「ヴァイオリンの男性がPCや電卓を机の上に置いて勉強をしている様子」の画像も「ChatGPT」、あとの2つの記事内に挿入している「料理人とギタリストの二足のわらじを表現した画像」「現代人が石器時代にタイムスリップして1万円札で買い物をしようとしているイラスト」なども「ChatGPT」によるもの。

今までこのような特殊なシチュエーションで、フリー画像にないものはプロに依頼するのが一般的でしたが、良くも悪くも簡単に作れるようになってしまいました

また『音TOWN』の全てのアイキャッチ/サムネイル画像は「Canva」というデザインソフト(アプリ)で作っています

次回以降の記事では、今回「ChatGPT」に作成してもらった内容(「Canva」「freee」など)を僕の使用例などもふまえて、より具体的、実用的にご紹介していきますね♪

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音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表取締役
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者
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藤井裕樹

藤井裕樹/音TOWNプロデューサー

【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』