ときがわ子ども音楽倶楽部:「地方創生」「世代間交流」「部活動地域移行」を可能にする小さな町の大きな取り組み♪
埼玉県比企郡ときがわ町は、人口約1万人の小さな町。
清流「都幾川」沿いの自然豊かな環境で、子育てのために都会から移住してくる方もいらっしゃるんだとか。
「ときがわ子ども音楽倶楽部」(以下 子ども音楽倶楽部)は、先日『音TOWN』でご紹介させていただいたトランペット奏者で、この町に一目惚れして移住された“ オリパパ ”こと織田準一(おりたじゅんいち)さんが中心となり、同じくオリパパが指導者を務める「さいたまスーパーシニアバンド」(以下シニアバンド)のメンバーが運営や子ども達のレッスンのフォローをするというユニークな団体。
「音楽(吹奏楽)」という手段を通して実現した「地方共生(創生)」、「世代間交流」「部活動地域移行」のモデルとして密かに注目を集めています!
今回の『音TOWN』では、この「子ども音楽倶楽部」の1日を写真中心でご紹介させていただきます♪
『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、(プロアマ問わず)音楽家がより生きやすくなるために、主に音楽以外の有益な情報をお届けしています。 →詳しくはコチラ
この特集は、『音TOWN』が目指す「QOL」(クオリティ・オブ・ライフ)「持続性」(サステナブル)「多様性」(ダイバーシティ)を実践している音楽家さん、経営者さん、経営しているお店などをご紹介するコーナー。これからの時代に合った柔軟な生き方のモデルが見つかるかも!?
この記事を読むと役に立つ人は!?
・音楽という特技を生かして社会貢献がしたいと思っている音楽家や講師の方
・さいたま市やときがわ町周辺で音楽(吹奏楽)活動ができる場所を探している方
・地方自治体で文化事業や高齢化対策に関わっている担当者の方
読んだらどんな良い事が!?
・好きな音楽(ジャズ)で地域のコミュニティに属し、人生が豊かになる
・講師という仕事が「楽器の技術を教える」という枠を超えて社会貢献になる可能性を知る事が出来る
・高齢化社会による医療費・社会保障費/孤独化・孤立化といった問題解決の一助になる
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「ときがわ子ども音楽倶楽部」の普段の練習風景をご紹介♪
子ども音楽倶楽部の活動は土曜日の14時〜16時(月に2回)。
練習開始の少し前、都幾川公民館3階の講座室に、オリパパとシニアバンドのメンバーが集まってきます。
オリパパ以外は、100名ほど在籍しているシニアバンドからの有志メンバーで、子ども音楽倶楽部の編成に合わせ、この日はフルート、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、ベース、パーカッションの楽器愛好家の皆さんがいらしていました。
(ほとんどの方はさいたま市周辺から車で1時間以上かけて来られるそうです)

<関口定男 初代ときがわ町長も指導に加わります♪/2025年4月に旭日小綬章を受賞!>
在籍の子どもたちは現在、小学生と中学生。(高校生も来てほしいそうです!!)
ときがわ町の他、近隣の東松山市、小川町、東秩父村などから多い時には30人以上が集まります(この日はインフルエンザ流行やテスト期間の影響で少しお休みが多めでした)。
シニアバンドのメンバーだけでなく、ドラムが趣味の初代ときがわ町長の関口定男さんも時々指導に来てくださるんだとか。
パート練習♪
最初の1時間は館内の各部屋に分かれてのパート練習。
クラリネットは初回体験の中学生も参加していました!
1人は学校の部活ではユーフォニアム担当だそうです。
学校の担当楽器と違う楽器が吹けるのも良いですね!
(備品はシニアバンドのメンバーの使っていない楽器を集めて安価でレンタルしています)

フルートとトロンボーンのお子さんはご兄弟!(トランペットの妹さんと3人で参加しています♪)
トロンボーンの中村さんはこの日の指導者陣の中では最高齢の70歳です!
サックスの高橋さんは68歳!さいたま市からはるばるときがわ町に来て子どもたちと演奏する事が楽しみ、生きがいになっています♪



トランペットはプロのオリパパから直接指導を受けられる事もあり、大人気!
合奏♪
後半の1時間はお待ちかねの合奏の時間!
来年2月のコンサートに向けて、オリジナルの「ときがわマーチ」(“ オリママ ”こと織田さんの奥様作曲)、「ジャンボリーミッキー」の他、「マツケンサンバⅡ」、「USA」(DA PUMP)、「ライラック」(Mrs. GREEN APPLE)、「Bling-Bang-Bang-Born」(Creepy Nuts)といった、お子さんだけでなく、親御さん世代にもお馴染み、人気の曲を、終始笑顔のオリパパの指導で“ゆる〜く”楽しんでいました♪


合奏中もオリパパやシニアバンドのメンバーが子どもたちに寄り添います♪
トロンボーンの中村さんはお子さんから「師匠」と呼ばれていました(笑)。


シニアの方の笑顔も印象的ですね!
関口さん(前町長)はお子さんの肩をタップしてテンポキープのお手伝い♪
音楽が“3世代”をつなぐ!「子ども音楽倶楽部」の社会的意義
子ども音楽倶楽部は元々、2021年に「文化庁の補助金事業」の一環として始まったそう。
一見どこにでもある「町の子ども吹奏楽団」のように思われるかもしれませんが、さいたま市に籍を置く「一般社団法人さいたまスーパーシニアバンド」によって運営されており、
「公立中学校の部活動の地域展開/地域移行/地域連携」
「高齢者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ/人生の質)の向上」
といった社会的課題の解決の一助になる、とても意義のあるプロジェクトです。
残念ながら国の補助金事業としての活動は終了してしまったようですが、過疎化が進む地方などでは、このような「音楽を通した社会貢献プロジェクト」は、各地方自治体でも導入の価値があるモデルケースと言えるのではないでしょうか。
今後も「ときがわ子ども音楽倶楽部」をご注目ください!
ときがわ子ども音楽倶楽部(Tokigawa Kodomo Music Club)
首都圏にある過疎化が進む地域、埼玉県比企郡ときがわ町を拠点に、多様なキャリアを備えるシニアで構成される吹奏楽団、「一般社団法人さいたまスーパーシニアバンド」や地元の活性会組織、ときがわ町役場、ときがわ町教育委員会などの協力のもと、「ときがわ子ども音楽倶楽部」を設立。
「ときがわ子ども音楽倶楽部」活動を通し、子どもたちが本格的な音楽活動を享受できる環境づくり、シニアと子どもたちの世代間交流、文化活動の発展による過疎化が進む地域の活性化を目指しています。
↓ この後「コンサート」のお知らせあり!
『ときがわ子ども音楽倶楽部』公演のお知らせ♪(2026.1.14現在)


番外編:ときがわ町でグランピングを体験しました!



<取材前日には近くのキャンプ場で「グランピング」を初体験!満点の星と澄んだ空気に感動して移住したくなっちゃいました(笑)>
藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』







