「音楽との関わり」や「QOL」を考える♪父の看取りからの学び・教訓/Vol.13

<今回のサムネイルは、奈良公園の鹿/父が亡くなった兄の家のすぐ近くです♪>

私事ですが、昨年11月に大腸癌のステージ4で余命宣告を受けていた父が、約2ヶ月前に亡くなりました

男性の平均寿命とほぼ同じ80歳(81歳の誕生日3日前)で、認知症や寝たきりもなく、癌もほぼ無症状

おそらく苦しかったのはほんの最後の数週間だったと思うので、「大往生」に近いと思う反面、「もう少し生きられたかな?」という想いもありますね。

お盆や納骨が終わり、少し落ち着いたので、「音楽 x 健康」に携わる仕事をしている立場を踏まえて、父の看取りからの学びや教訓をシェアさせていただこうと思います

『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、クラシック・ジャズ・ポップス・吹奏楽などと関わりながら個性豊かに生きる「人」「お店」「団体」「会社」や、音楽家に必要不可欠な「お金・健康」の情報をお届けしています♪

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癌が分かったのはほんの1年前


父は病院嫌いでしたが、かかりつけの内科が住んでいた団地の中にあり、そこの先生だけは割と信用していたようです。

誕生日の時期に毎年、一般的な検診は受けていて、実は2年前の6月頃に兆しはあったようなんですね。

ですが、その時はあまり深刻に考えず、1年後に数値が悪化していて、「今回は大きい病院で精密検査を受けたほうが良い」と促され、結果、大腸に癌が見つかりました

9月に大腸を10cmほど切除する手術は成功し、その後、体内の癌を完全に取り除くためなのか、11月から抗がん剤の服用が始まったのですが、3日目くらいで体調を崩し、再入院。

その際に肝臓転移が見つかりステージ4で余命宣告をされ、それから約7ヶ月で力尽きました。

正直なところ、父の場合は80歳という高齢だったので、「最善の結果だった」のか、「2年前にきちんと検査を受けていれば助かった」のか、「手術や抗がん剤がかえって命を短くした」のかは分かりません。

ただ一つ言える事は、

医師の言う事だけを鵜呑みにはせず、本人の人生観や家族との関係性などを踏まえ、個々の最善を一緒に考える事は大切

だと感じました。

うちが当たった主治医は、おそらく医学的には優秀なんでしょうけど、ある意味「AI・ロボット的」で、マニュアル・ガイドライン通りに「大腸癌でステージ4になったらこの方法」というような処置、提案で、父の年齢や家族関係などはどうでも良い印象でしたね。

まるで風邪薬を処方するかのように「服用タイプの抗がん剤」を処方されたので、あまり危険性やリスクを認識せずに飲んでしまい、案の定、具合が悪くなり、そのタイミングでステージ4に移行しました(父も僕に心配をかけないようにという想いがあったのか、詳細を知らせてくれなかったので、介入する事ができませんでした)。

フリーランス音楽家が意識したいQOLの考え方と日常での実践ポイントを紹介(藤井の歩き方 Vol.2)
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その後は家族で話し合いもし、本人の「QOL」を尊重し、抗がん剤服用は中止、「緩和ケア」に切り替える事に

冒頭にも書いたように、ほぼほぼ最後まで無症状で、モルヒネのような強い痛み止めは最後まで服用せず、医者嫌いの父の希望通り、看取ってくれた奈良の兄の自宅で穏やかに亡くなったので、まあ良かったほうなのかなと受け入れるようにしています。

※生前、最後の生演奏を聴いたのは浅野涼先生のピアノでした。医師としても「セカンドオピニオン」「在宅医療」のご提案をしていただきました。
『音TOWN』でのご縁に感謝!

在宅診療に携わる医師でありピアニストでもある浅野涼さんのインタビュー画像
『浅野涼:「医師 兼 ピアニスト」オンリーワンの生き方♪』

癌の原因は!?

「癌細胞というのは健康な人でも1日に5,000個くらい作られている」そうで、通常はそれを免疫でやっつけるから発病しないんだとか。

父は昭和20年、終戦の年生まれで、もちろんその頃の方が全員というわけではないですが、戦後をくぐり抜けてきた方々は免疫力が高いと感じます。

風邪一つ引かないし、(医者嫌いで信じていないので)コロナ禍でも当然ワクチンを打ちませんでしたが、おそらく感染もしていないと思いますね(無症状の陽性はあったかもですが)。

そんなわけで、父の場合は限りなく「老衰」に近い、「経年劣化」ではないかと思っています。

ただ、

「運動」と「他者(特に自分より若い世代)と積極的に関わる事」だけはもう少し続けておいたほうが良かったのでは?

と感じています。

父は定年後も、73歳くらいまでは嘱託で会社勤めをしていましたが、最後のほうはあまりにも給与をカットされて冷遇されたからか、年金もあって一応お金に困ってはいなかったので、完全にリタイアしてしまいました。

会社からの冷遇はストレスだと思うので、辞めた事自体は悪いとは思わないんですけど、都内まで片道1時間くらいかけて通勤していた事は「運動」になっていて、会社で若い世代と話す事は「コミュニケーション・孤立防止」になっていたんですよね。

趣味は「読書」「クラシック音楽(シニアになってからは家のオーディオでCDやレコードを聴くだけ)」「お酒(日本酒)」で、もちろんこれらがダメではないのですが、どれも「インドア」「一人で完結する趣味」なので、リタイア後、自然と運動量や他者との関わりが減っていってしまいました

これに輪をかけて「コロナ禍」が訪れてしまったのは、やや不運で、寿命を縮めてしまったかな?と感じています。

父と同じように「外出自粛」飲みニケーションができない事」で、コロナには感染しなかったけど、「運動不足」や「孤独・孤立化」で心身を悪化させたかもしれない高齢者はかなり多いのではないでしょうか(実際には高齢者だけではないと思います)

この点に関しては、当時の「ワクチン推奨」や「過度な外出自粛」という対応、政策には疑問があり、一人ひとりが「本当の健康のために何が大切なのか」を今一度よく考えて向き合う必要があると考えています。

これまでに『音TOWN』でご紹介させていただいたシニアの方は、プロもアマも「音楽との関わり、人との繋がり」を通して、とても健康的で、「QOL」の高い生活をされていると思いますね。

ぜひ、参考にしていただきたいです♪

さいたま市(浦和・大宮・岩槻)で活動する講師運営の社会人ジャズビッグバンド「ALL AGE JAZZ PARADICE」の紹介用サムネイル。トロンボーンのシニアメンバー2名の写真。
『さいたま市(浦和・大宮・岩槻)で“大人のジャズ”を楽しむ♪|講師運営の社会人ビッグバンド』

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『青木賢一郎:「コントラバス奏者・指揮者 x 医療事務」|音楽・医療・介護で社会に貢献する生き方♪【後編】』
参考:「「横須賀室内合奏団」で地域に音楽コミュニティを!」

終活・エンディングノートは大切!

音楽家も必見の「楽しい終活」をテーマに後悔しない人生設計を語る佐藤真砂子さんのインタビュー画像
『佐藤真砂子:「楽しい終活」音楽家も必見!後悔しない人生のために♪』

昨年2月末に、終活アドバイザーでアマチュアクラリネット奏者の佐藤真砂子さんの取材をさせていただいた時、実はこんな会話をしていたんですよね。

僕は小学校に入る直前に母親を白血病で亡くしていて、身内の死に直面したのは比較的早いんですが、幸い父親は元気で、今年80歳になるんですよ。

同じ市内に一人で住んでいて、お正月や誕生日は一緒に飲んだり、ふだんも時々LINEのやり取りはしているんですけど、正直「まだ大丈夫だろう」という思いがあって、「終活」にはあまり真剣に向き合えていないんですよね。

僕はおそらく霊感的なものないとは思うのですが、今思えば、(父の死が近いのでは?という)「何となくの直感や導き」でこの時期に佐藤真砂子さんとのご縁があり、取材ができたような気がしています

父の誕生日は6月18日で、当日だったかは忘れましたが、居酒屋で父の好きな日本酒を飲んでお祝いをし、日本酒と、僕が陶芸教室で作った「お猪口」と一緒に、佐藤真砂子さんの記事でもご紹介している「ら・し・さノート」(エンディングノート)をプレゼントしていました

なかなかこういうのを渡すのはタイミングが難しいので、ある意味「誕生日のどさくさに紛れて…」です(笑)。

父は長年、出版社勤めで、文章を扱う仕事をしていた事もあり、普通のノートに「銀行口座の番号・暗証番号」「どこの生命保険と契約しているか」などは最低限残してくれていました。

ですので、1年前の誕生日に「ら・し・さノート」を渡した時はそのままでしたが、年末には少しだけ記入してくれたようで、「延命処置をしてほしいか」「どのような形の葬儀をしてほしいか」「亡くなった後は誰に連絡してほしいか」などは把握できたんです。

おかげで、(適切な表現かは分からないですけど)あまり手がかからず、死後も非常にスムーズで、遺族側の手間やストレスは最小限だったと感じていますね。

これからご両親の看取りを経験する方には「ら・し・さノート」は本当にオススメです

まとめ♪


人として生まれてきた以上、「死は誰しもに訪れる今世で最後の出来事」で、「親を看取る事」も、多くの方が体験する事
ですよね。

それと同時に、ご自身の生活や(プロアマ問わず)音楽活動は続くわけです。

☆「どう生きるか=どうやって死を迎えるか」

でもあると思うので、今回は特に個人的な内容で恐縮ですが、シェアを通して、皆さんが「人生観・死生観」を考えるきっかけになってくだされば幸いです♪

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本日の地球の写真♪

今回は父の看病で奈良市を訪れた時の写真。

奈良のお寺や観光地は、僕が大阪に住んでいた小1から中2までの間、父に何度も連れて行ってもらった思い出の場所でもあります。

帰りに「奈良公園」「奈良国立博物館」に寄り、お土産に奈良の地酒とクラフトビールを買い、大阪に出て、新大阪駅の「551」で豚まんを買い、「たこ昌」でたこ焼きとビールをいただいて帰京しました♪


音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表取締役
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者
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藤井裕樹

藤井裕樹/音TOWNプロデューサー

【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』