フリーランス音楽家のための「Well-being(ウェルビーイング)」入門♪/Vol.3
<今回のサムネイルは、通っている陶芸教室で最近作った小皿/「音楽(仕事)から離れる時間」の大切さをかみしめています♪>
前回の『藤井の歩き方』では、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」について解説しました。
今回は「QOL」と並び、近年よく耳にするようになった言葉で、同じく『音TOWNについて』の中でも少しだけ触れている「Well-being(ウェルビーイング)」について考えてみたいと思います♪
『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、(プロアマ問わず)音楽家がより生きやすくなるために、主に音楽以外の有益な情報をお届けしています。
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『藤井の歩き方』では、音TOWNプロデューサー藤井の体験や日々感じる事などを短めの内容で(エッセイ風で)お届けします♪
「Well-being(ウェルビーイング)」とは?
「Well-being」とは、「well=良い」「being=状態・在り方」。
ざっくり言えば「(身体的・精神的・社会的に)良好な状態である事」ですね。
単に「健康・元気」というだけでなく、「心が満たされている」「穏やかでいられる」「安心して人とつながれている状態」を指します。
「QOL」が「生活の質、特に日常生活の質(外的要因)」を指すのに対し、「Well-being」はより広範囲で長期的な幸福を指し、「自分の内面の満たされ具合」「心の健やかさ」にフォーカスしていると言えるかもしれません。
「フリーランス・音楽家(ミュージシャン)」という働き方は、自身の特技・好きな「音楽」を仕事に出来る一方で、実は不安定さや孤独感、過剰な自己責任感を抱えやすい仕事でもあるのではないでしょうか(もちろん個人差はありますが…)。
・「音楽で仕事が(演奏の仕事が)あるだけありがたい」と思い込んで無理を重ねる
・常に「次の予定(仕事)を入れないと」と追われる気持ちになる
・SNSで活躍している同業者や友人を見るたび、モヤモヤしてしまう
・誰にも相談出来ず、全部一人で抱え込んでしまう
これらを放っておくと、「好きだったはずの音楽のお仕事に対する情熱を失ってしまうリスク」もありますよね。
管弦楽やビッグバンドなど、アンサンブルのお仕事をされている方はあまり「一人になる・一人で抱え込んでしまう」ような事はないかもしれませんが、フリーランス・個人事業主のお仕事の場合、「同業者は友人である一方、ライバルでもある」わけで、意外にシビアな面もあるように思います。
自分の「心の声」に気づけるか?
「Well-being」は目に見えるものではありません。
だからこそ、「ちょっとしんどいかも…」という「違和感・気付き」が重要ではないでしょうか。
・本当はもう少しだけ休みたい
・本当はこの案件はやりたくなかった
・本当はもっと人と関わりたい etc.
「本当は」の部分にフタをし続けると、心の中で小さなストレスが積もり積もって、やがて大きなモヤモヤになります。
「気付く→少し変えてみる」の繰り返しが、「Well-being」向上の第一歩!
丸山朋子:事業承継で「歌と共に歩む人生」を手に入れた「経営者」の生き方♪
参考:「ボイストレーニングで気付いた「我慢」をやめる人生♪」
仕事も人生も“心の余白・余裕”があってこそ
「Well-being」の向上は、決して特別な事ではありません。
・毎日ほんの10分でも良いので、リラックスする時間をつくる
・無理なスケジュールをひとつ見直す
・「ありがとう」を言える、言ってもらえる場所を大切にする etc.
そんな「ちょっとした選択や習慣」が、自分の“心の余白・余裕”を取り戻すきっかけになるかもしれませんね。
「音楽家自身がWell-beingである事」が、最高の価値提供になる!
「QOL」同様に、あなた自身が元気で、楽しくて、心にゆとりがあるからこそ、人に喜んでもらえる音楽やサービスが生まれる気がします。
ですので、自分の「Well-being」を大切にする事は決して「わがまま」ではなく、「プロとしての責任(プロ意識)」でもあるかもしれませんね!
※「風の時代」は「Well-being」を大切にする時代とも言えると思います♪
フリーランスの音楽家さんにも追い風♪「風の時代」とは!?/Vol.1
本日の地球の写真♪
・以前『音TOWN』でご紹介させていただいた「クラーク深藤」さんの実家の陶芸教室に月2回通っています。写真は今年3月の生徒展に出した僕の作品。「土を触る=地球を感じる」と言えるかもしれません♪
・今年の1月、「三原田賢一」さん、「寺本昌弘」さんの取材で熊本を訪れた際、宮崎県の高千穂町に立ち寄りました(神話の町、パワースポットとしても有名)。都会の喧騒を離れ、自然豊かな場所に行くと心が整います♪
音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者、『藤井裕樹』による
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藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』