YOUは何しに日本へ?で紹介!農家 兼 ミュージシャンの社会問題への取り組み♪/Vol.11
<今回のサムネイルは、2019年1月に台湾を訪れた際、成田空港で遭遇した「YOUは何しに日本へ?」のインタビューの様子>
皆さんはテレビ東京で放送されている「YOUは何しに日本へ?」という番組をご存知ですか?
僕は海外旅行好きというのもあって、逆に「海外から日本を訪れる旅行者が何を目的に来るのか」に興味があって、家にいる時はよく観ています!
バラエティー番組なので、当然ユニークなテレビ映えする方々をピックアップしてオンエアされているわけですが、以前、「フジロック」に出演するようなアーティストなのに、自国(フランス)で有機農園を運営している「ジ・インスペクター・クルーゾ」というバンドの2人組を取り上げていました。
農園を始めるきっかけ、動機が素晴らしく、『音TOWN』のコンセプト的にも面白いと思ったので、少しご紹介してみたいと思います♪
『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、クラシック・ジャズ・ポップス・吹奏楽などと関わりながら個性豊かに生きる「人」「お店」「団体」「会社」や、音楽家に必要不可欠な「お金・健康」の情報をお届けしています♪
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『藤井の歩き方』では、音TOWNプロデューサー藤井の体験や日々感じる事などを短めの内容で(エッセイ風で)お届けします♪
YOUは何しに日本へ?
まず、番組をご存知ない方のために、「YOUは何しに日本へ?」を簡単に紹介すると、
空港で待ち構えた番組クルーが外国人に「YOUは何しに日本へ?」と質問し、ユニークな動機の人に許可を取って、そのまま密着取材をして放送するという内容。
例えば、「ひたすら日本のラーメンやカツ丼を食べに来た」といった比較的シンプルな理由や、「絞り染めに感動して体験に来た」というような日本の伝統文化を学びに来るタイプ、「日本の高校で以前、英語の先生をやっていて、卒業式にサプライズでかつての教え子に会いに来た」という感動の再会タイプなど、本当に多種多様で面白いです。
音楽関係だと、「東京スカパラダイスオーケストラ」やアニソンファンで、わざわざ来日してコンサートに参加といった方もいらっしゃいますね。
皆さんがある意味日本人よりも日本を愛していたり、日本人の多くは知らないような伝統文化に興味を持っていたりで、「我々ももっと自国を愛し、誇りに思っても良いのにな…」と感じさせてくれます。
僕にとっては「海外の皆さん、日本に来てくれてありがとう!」と感謝を伝えたくなる「教養番組」ですね!
農家とミュージシャンの二足のわらじ!?ジ・インスペクター・クルーゾ
僕が観たのは再放送でしたが、今回ご紹介の「ジ・インスペクター・クルーゾ」が出ていました。
※日本ではあまり知られていないようで、ウィキペディアの日本語版は見つかりませんでした。
ギターケースを持った2人組に「YOUは何しに日本へ?」と質問したら、「音楽フェスに出演するために来日した」という話になり、それが有名な「フジロック」だったというような内容。
多分、これがその時の「フジロック」の映像(何度か出演しているかもですが)。
なかなかに激しいパフォーマンスですよね。
正直ちょっと農業とはかけ離れているスタイルなんですけど(笑)、番組で紹介していたエピソードによると、
「世界ツアーでいろんな国を訪れた際、各国でこんなにも貧困問題や食料問題がある事を知り、自分たちも農業をやろうと思った」
んだとか。
世界ツアーを行うようなアーティストでも、一般人の旅行客でも、その国の華やかな部分しか見ない、体験しない方が多いなか、独自の視点を持ち、そして「問題解決のために実際に行動している姿」に感動しました。
参考/引用:「音楽も農業も自給自足、DIYロックデュオThe Inspector Cluzoが語る「ポスト成長」という生き方」
彼らは「メジャーレーベルや投資ファンドとの契約を拒み、アルバム制作やツアーも自己資金で回す」という方針を取っているそうです。
音楽でも稼げているのかもしれませんが、「農業でも生計を立て、音楽活動に生かしている」のでしょうか。
かと言って「音楽のために農業を営んでいる」「音楽が優先、農業は副業」ではなく、「両立/両輪」で回しているのが素晴らしい!
また、彼らは学校の子どもたちや、精神科患者を農場に受け入れるなど、地域社会との連携の活動もされているようですね。
ちなみに、「粉雪」などがヒットした日本のロックバンド「レミオロメン」のベーシスト、前田啓介さん(25年くらい前、某アーティストさんのサポートでご一緒した事があります)は、バンドの活動休止後、出身地の山梨県笛吹市でオリーブ農家を経営されていて、現在は「笛吹オリーブオイル前田屋」の代表取締役だそうです。
前田さんは、音楽を捨てたのではなく、まだ若くエネルギーがあるうちに「山梨で誰もやっていないオリーブオイルづくりをゼロから立ち上げたら感動する」と考え、地元で新しい価値を生む仕事としてオリーブ農業に踏み出したとの事(昨年「レミオロメン」の活動も再開しています)。
「超売れっ子アーティストが音楽だけでなく農業もやっている」という点は「ジ・インスペクター・クルーゾ」と似ていますよね。
「少子高齢化」や「自給率」問題の解決の一助に!?
「ジ・インスペクター・クルーゾ」や前田啓介さんから学べる発想は、
・音楽家だからと言って、音楽一本で生計を立てるのが絶対的な正解ではなくて、いろんな職業の選択や生き方があって良い
・音楽家であっても、社会問題や地域の価値の向上のために、音楽以外の手段で問題解決に取り組んでも良い
といった事じゃないかと個人的には感じました。
現在の日本には「少子高齢化」や「食料自給率の低さ」といった絶対に目を背けてはいけない問題があります。
昨年、猛暑などが原因の「米不足」が起き、値段が2倍くらいに高騰しましたよね。
米農家の平均年齢はすでに70歳前後らしいですが、このままいけば10年後には80歳になり、極論ですが、誰も作る人がいなくなってしまいます。
おそらく同じような事が(米以外の)農業、漁業、林業などでも起きているのではないでしょうか。
最近では、アメリカやイスラエルがイランを攻撃して戦争が始まり、ホルムズ海峡が閉鎖され、さらに大きな問題が起きていますね(石油製品だけでなく、トラクターやハウス栽培の暖房に使われているガソリンが高騰し、結果、農作物の値段が上がる事が予想されます)。
片手間でできるような仕事ではないので、覚悟や根気は必要ですが、前田さんも話されているように「音楽と農業は、ゼロから作って人の心に届く点で似ている」面も確かにあると思います。
このような視点で「農家 兼 ミュージシャン」のような方が出てきて、地域社会を支えられるようになったら素晴らしいなと感じました。
もちろん、農家だけでなく、漁業・林業だったり、医療・福祉・介護だったり、自分が関わりたいと思う分野で良いと思います。
音楽だけだったとしても、呼ばれて演奏してお金をもらうだけではなく、地域社会と繋がってコミュニティを活性化させるお仕事も音楽家の役割・使命かもしれません。
やや重いテーマになってしまいましたが、「まずは関心を持つ」のが第一歩だと思いますので、今回の内容に共感していただけたら、心の隅で少しだけ意識してみていただけると嬉しいです!
本日の地球の写真♪
今回は2019年6月にタイ・バンコクを訪れた際の写真。

<泊まったホテルはリーズナブルでしたが、屋上にプールがあり、高層ビルも見えます>

<東南アジアでよく見られる交通渋滞/バンコクは原付バイクよりは自動車が多いですね>


<観光名所「ワット・ポー」の涅槃仏>

<ホテルや観光エリアからトゥクトゥクで20分程度走ると…>

<スラム街がありました/旅行の際はこういった場所を訪れる事もあります>

<教会や、現在は日本のNPO法人「シャイン・フォー・ユー」の支援で運営されているスラム街の子どもたちによるイマヌエルオーケストラ♪>

<指導者/指揮者の彼はこのスラム街とオーケストラの出身で、当時はタイのプロオケで演奏するプレイヤーになっていました/現在はプーケットのリゾートで演奏?/音楽による社会貢献の力を感じた体験でした!>
音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表取締役
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者
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藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』






