フィンランド在住/「ユーフォニアム&トロンボーン奏者/元キャビンクルー」児島瑞穂さんのリサイタルが開催されました♪
6月5日(木)、以前『音TOWN』でご紹介させていただいた、フィンランド在住、「ユーフォニアム&トロンボーン奏者/元キャビンクルー」の児島瑞穂さんのリサイタルが東京・調布市文化会館 たづくりで開催されました!
ムーミン、サウナ、オーロラだけじゃない!フィンランド在住の日本人音楽家の活躍♪
「ケサイルタ」とはフィンランド語で「夏の夜」という意味だそうです。
ムーミン、サウナ、オーロラなどが有名なフィンランド。
(クラシック)音楽はシベリウスが有名ですが、ドイツ、フランス、イタリアなどと比べると情報が少ないですよね。
『幸せの国フィンランドからの音楽便り』
以前、僕の会社のHPで児島さんに1年間連載していただいた記事です♪
フィンランドや北欧をコンセプトにしたリサイタルの企画は比較的レアではないでしょうか。
日本で「ユーフォニアムとトロンボーンの二足のわらじ」のプロミュージシャンもレアですし、「音楽家と客室乗務員の二足のわらじ」もレアだと思いますが、その両方を兼ね備えたオンリーワンの「児島瑞穂さんプレゼンツ」のコンサートでした♪
共演は、児島さんと同じくシベリウス音楽院に留学、卒業後、フィンランド在住のピアニストとしてご活躍の松浦綾音さん、児島さんの出身地、東京・調布市開催という事で、中学校の同級生のフルーティスト、大和田真由さんのお2人。
「ユーフォニアム&ピアノのみ」(ソロ楽器と伴奏のみ)になりがちなリサイタルが多いなか、「トロンボーンのアカペラ」「ユーフォニアム&フルート&ピアノ」「トロンボーン&フルート&ピアノ」「ピアノソロ」といったバリエーションがあり、演奏クオリティが高いだけでなく、一般の方でも聴きやすいコンサートだったように思います。
フィンランドの曲は、(アメリカのような?)派手さ、明るさはないものの、抒情的、美しい曲が多いなと感じました。
個人的にはフィンランド、北欧の曲以外にも、ロシアの作曲家の曲も演奏されていたのが印象的でしたね。
フィンランドの隣国はロシアで、ご存知の通り、関係性が良いとは言えませんが、作曲家や音楽に罪はないわけで、良い音楽はやはり良い音楽。
コンサートではどの国(の音楽)も対等にラインナップされ、奏でられるわけですから、こうして国境を越えて活躍する音楽家さんの活動は「世界平和」の一端を担っているのではないかと感じます♪
次回の来日は10月!ミューズ・トロンボーン・カルテット♪
児島さんはこのコンサートの翌日(6月6日)はマスタークラス、8日は姫路でワークショップを開催、その後も10月のミューズ・トロンボーン・カルテットの打ち合わせで山梨を訪れたりと、10日ほどの滞在中、精力的に活動されていたようです。
自主公演って準備しないといけない事がものすごくたくさんあるので、「演奏すれば良いだけの仕事」と比べると労力が半端ないんですが、リサイタルを開催して、打ち上げで飲んで(笑)、翌日にマスタークラスと、これだけハードに活動するのは健康でないと出来ないですね…(「心身の健康」は本当に大切!)
僕が自主公演をやっていた頃は、翌日からはしばらく抜け殻でした(笑)。
世界を股にかけて活躍する音楽家、その中でも客室乗務員として世界を飛び回っていた経験のある児島さんのバイタリティーは規格外です!
そんな児島さんは、10月にも再度帰国し、ミューズ・トロンボーン・カルテットで公演を行う予定ですので、ぜひ足をお運びください♪(児島さん以外のメンバーも素晴らしいです!)
Japan Tour 2025 生命の躍動
2025年10月9日(木)@成田スカイタウンホール(千葉)
2025年10月13日(月)@YCC県民文化ホール(甲府)
2025年10月16日(木)@渋谷区文化総合センター 大和田さくらホール(東京)


藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』