フリーランス音楽家が選挙・投票に行く意味を考える♪/Vol.25
フリーランスの音楽家の皆さん、選挙・投票に行っていますか!?
1月19日に高市早苗新総理が衆議院を解散し、来週2月8日(日)は急遽、衆議院議員選挙の投票日となりました。
「自民党の連立のパートナーが公明党から日本維新の会に代わった事や、経済政策など、高市政権への信任を国民に問うため」といった説明がされている一方、「総理の支持率が高く、裏金や旧統一教会問題が目立たないうちに選挙をやってしまう思惑があるのでは?」という指摘もありますね。
選挙期間は戦後最も短く、タイトなスケジュールになっている点や、投票率が下がりそうな真冬に実施する事についても賛否が分かれているようです。
今回はこのタイムリーな話題について、「音TOWN.Biz」的に「選挙に行く事がフリーランスの音楽家さんにどう影響するのか?」「なぜ選挙に行ったほうが良いのか?」を、過去の記事を引用・復習しながら僕なりに解説してみようと思います♪
『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、クラシック・ジャズ・ポップス・吹奏楽などと関わりながら個性豊かに生きる「人」「お店」「団体」「会社」や、音楽家に必要不可欠な「お金・健康」の情報をお届けしています♪
→詳しくはコチラ
このシリーズでは、音楽を職業にしていくためにとても重要であるにもかかわらず、学校ではあまり教わらない“お金”について、改めて学んでいきましょう!お金について学ぶと「生き方」も明確になりますよ!
→詳しくはコチラ
この記事を読むと役に立つ人は!?
・フリーランス・個人事業主の音楽家(演奏家)として活動している方
・昨今の社会問題について知りたい方
・投票に行く意義を知りたい方
読んだらどんな良い事が!?
・物価高騰、消費税、社会保障など、日本でどんな問題が起きているのかが分かる
・それらがなぜフリーランスの音楽家に関係あるのかが分かる
・なぜ選挙に行ったほうが良いのかが分かる
「選挙」で時代が動き始めた!?
『フリーランス音楽家が知らないと損をする!?「2025年分確定申告」変更点/Vol.24』>「働いて働いて働いて…」が流行語になった新総理のおかげなのか、「手取りを増やす」をキャッチフレーズにして頑張っている野党のおかげなのか、「日本人ファースト」を掲げ、急速に支持者を増やしている新興政党のおかげなのかは分かりませんが、「失われた30年」を少しずつ取り戻しつつあるのかもしれません(やはり「選挙」に行く事は重要!)
先週公開の記事に ↑ こんな事を書いたんですけど、最近は少し「政治が動き出した」と感じている方も多いかもしれません。
日本でもようやく女性の総理大臣が誕生したというのは、「歴史が動いた」とも言えますよね。
『フリーランスの音楽家さんにも追い風♪「風の時代」とは!?/Vol.1』>日本の政界でも、長年権力を握っていた政党の現状を「さすがにこのまま日本を託しているのはまずいのでは?と考える方が増えてきた」という風に、誰しもが実感できる「時代の変化」があるように思います。
「藤井の歩き方」の初回でも同じようなお話をしました。
少なくとも、「与党一党独裁」状態よりも、野党がしっかり発言でき、いろいろな立場や考え方の人たちの意見や想いが反映されるほうが良いのは間違いないのではないでしょうか。
「円安・物価高」「消費税」はどうなるのか?
1月31日、高市総理が「円安でホクホク状態」と発言した事が一時トレンドワード化していました。
上記の記事でも解説しているように、円安では、輸入楽器などの海外製品の購入や、旅行だけでなく、留学や国際コンクールのための渡航コストが増えます。
そもそも、音楽家・ミュージシャンである前に「一日本国民」であり、自給率が低く、多くを輸入に頼っている日本では、生活費が高くなってしまいますよね(現在、さまざまな物の値上がりが進み、庶民の生活はどんどん苦しくなっています)。
昨年の参議院選挙で、与党である自民党が過半数割れをし、少数野党が躍進したからか、現在、「消費税」については減税される方向に動き出しました(まだ決定ではありません)。
それが、「永続的なのか/期間限定なのか」「食料品だけなのか/全ての商品なのか」「5%減税なのか/10%全部なのか」といったところが各党によって公約が違いますので、見極めのポイントになるのではないかと思います。
音楽家さんにとって「インボイス制度」は重要!
「消費税」と言えば、2023年10月に導入された「インボイス制度」。
フリーランス・個人事業主の音楽家さんのギャラにおいては非常に重要な制度で、ざっくり説明すると「免税事業者」なのか「課税事業者」なのかで、いわゆる「手取り」が10%変わってくる場合があります。
先述の通り、「消費税」が今後どうなるかと「インボイス制度」はリンクしているので、「インボイス制度に賛成している政党/反対している政党」をチェックしてみるのもアリですね。
「社会保障費」はアナタのお子さん世代にも影響します!
日本は世界の中でもトップクラスに「少子高齢化」が進んでいて、「社会保障費」が年々増加し続けています。
財務省によると、1980年頃は10兆円弱だったのが、2026年には過去最大で、約4倍の40兆円です(そりゃあ手取りも下がりますよね…)。
「社会保障費」とは、「年金」(老齢年金・障害年金・遺族年金)、「健康保険」、「介護」、「福祉」(児童手当・生活保護 etc.)などに使われるお金の事です。
上記の記事でも解説している通り、フリーランス・個人事業主の音楽家さんが20歳から毎月きちんと「国民年金」を納めたとしても、65歳以降に受け取れる額はわずか月額7万円弱なんですよね(賃貸住まいの方は、年金だけでは家賃すら支払えなくなる可能性も?)。
個人的には「社会保障費」が減額され、手取りが増え、最低限の衣食住だけでなく、コンサートやライブに足を運んだり、音楽教室に通う余裕のある方が増えたほうが良いと考えているので、基本的には賛成です。

その一方で、「この制度が持つのか?」という懸念があります。
内閣府の「令和7年度版高齢社会白書」によると、
・1950年は「現役世代12.1人」で1人の65歳以上の高齢者を支えていた(過去)
・2024年には「現役世代2人」で1人の65歳以上の高齢者を支えている状態になっている(現在)
・2070年には「現役世代1.3人」で1人の65歳以上の高齢者を支えている状態になる(未来)
との事。
2070年、僕は90歳くらいで、もしも生きていたら、ほぼほぼマンツーマンで現役世代が僕の生活を支えてくれるようなものですよね(申し訳ない。かわいそすぎます)。
お子さんがいらっしゃる方は、アナタのお子さんが将来こんな状態になるかもしれないんですよ!
選挙の行方によって、「現在の暮らしは楽になるけど、未来は心配」とか「現在は多少大変だけど、未来は何とかなりそう」といった事が起きてくるので、やはり重要なポイントです。
外国人政策は!?

選挙ドットコムによると、Xの政策キーワード別の投稿数では「外国人政策」がかなり多いようですが、フリーランス・個人事業主の音楽家さんにとって直近、直接的に関係してくるのはやはり「物価」「賃金」「消費税」「社会保障費」ではないかと思います。
観光に従事している方は「インバウンド」の問題は非常に大きいですし、会社経営をされている方は、すでに外国人を雇用しないと人手が足りないところも増えてきているので、深刻な問題ですが、音楽・芸能・スポーツといった世界はただでさえ「需要」に対して「供給過多」な状態なので、「外国人ミュージシャンを雇わないと日本のエンタメが成立しない」といった事にはならないですよね。
もちろん、少子高齢化はあらゆるところに問題が及ぶので、例えば将来的にはお米を含む農家さん、漁師さんが激減してしまい、今よりも大幅に値上がりしてしまう可能性があります(こういった現場を外国人が支えてくれないと日本の食卓を守れない可能性があります)。
衣食住レベルに影響があれば、生きるために絶対に必要ではない音楽事業などには必ず影響が出ますので、やはり「他人事」にはせず、「当事者意識を持つ事」が大切だと思いますね。
※そもそも少子高齢化で現役世代が減る、人口そのものが減ると、オーディエンスがいなくなってしまいます!(たくさん外国人が住んでくれて、日本人の音楽を聴いてくれたほうが良いのかもしれません!)
必ず投票に行ってください!!

「失われた30年」と言われますが、何だかんだ言っても日本は終戦以来は平和で、経済も発展し、諸外国と比べても安全・安心・平和な国だったわけですよね。
ところが現在、その岐路に立たされています。
先進国の中でも著しく投票率が低いようですが、このままでは良くないのではないでしょうか。
僕自身も、政治・経済・世界情勢を100%理解しているわけでもないし、おそらく50%も理解できていないと思います。
でも、関心を持ち、自分(個人や会社・お店)や周囲の親しい人たちの生活に直結するポイントに絞って、その「意思表示」として一票を投じる行動を起こす事には少なからず意味があると考えています。
たかが一票、されど一票。
重みもあるので、「良く分からない自分が投票なんてしてはいけない」と考える方も一定数いらっしゃるようですが、そうではなくて、まずは「関心を持ってどこかに投票してみる」で良いんじゃないでしょうか。
そして、その支持者や政党が約束を守っていればまた投票すれば良いし、そうでなければ次回、他の支持者や政党に投票すれば良い。
「政党との相性診断」をしてくれるサイトやアプリも増えてきているので、それらの活用もアリだと思います。
(「えらぼーと」「ジャパンチョイス」などで検索してみてください/Yahooニュースの衆議院選挙のカテゴリのところにもYahoo版の政党相性診断があります)
音楽家さんは週末お仕事の方も多いと思いますけど、「期日前投票」もできますので(平日の昼とか、空いているのでオススメですよ)、皆さん、ぜひ投票所に足を運んでくださいね!
音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表取締役
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者
『藤井裕樹』による『音楽家(ミュージシャン)のための「お金」「キャリア」相談受付中♪』
→詳細はコチラ
藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』










