日本人として、音楽家として考えたい「平和」との向き合い方♪/Vol.4
<今回のサムネイルは、広島での仕事の際に立ち寄った「平和記念公園」の「原爆死没者慰霊碑」/日本人のみならず、世界の人が一度は立ち寄ってほしい場所の一つです♪>
本日は広島に原爆が投下されて80年を迎える節目の日。
その後、日本は平和を維持しているわけですが、世界中では至るところで戦争が起き、昨今では日本の近隣の国々でも緊張が続いていますよね。
今回は音楽家さんにおいても大切、重要な「平和」について、僕が感じている事を書いてみたいと思います♪
※本日の投稿は「平和祈念」の意味も込めて、原爆が投下された8:15に予約投稿させていただきました。
『音TOWN』(おんたうん)は、『音楽“と”生きる街』をコンセプトに、(プロアマ問わず)音楽家がより生きやすくなるために、主に音楽以外の有益な情報をお届けしています。
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『藤井の歩き方』では、音TOWNプロデューサー藤井の体験や日々感じる事などを短めの内容で(エッセイ風で)お届けします♪
「音楽」は「平和」の象徴!?
そもそも音楽をお仕事・生業(なりわい)にする事は平和でないと成り立たないですよね。
「イン・ザ・ムード」や「ムーンライト・セレナーデ」でお馴染みの「グレン・ミラー」は第二次世界大戦中は軍に入隊し、慰問演奏を行っていたそうですが、ご本人が望んでいたというよりは「時代に翻弄された」と考えるのが自然だと思います(1944年、慰問演奏に向かう際の航空機で消息を立ったと言われていて、今の僕よりも若い40歳で亡くなられています)。
<「グレン・ミラー」/Wikipediaより引用>
軍楽隊のように「軍や国の士気を高める」という特殊な目的は存在するものの、現在我々が関わっている多くのお仕事は、平和でないと成立しません。
ましてやジャズやクラシックは欧米発祥の音楽であって、歴史的に見れば「かつての敵国の音楽」でもあるわけです。
その音楽を何不自由なく演奏し、お金をいただける、生活が出来るというのは、常に「感謝を忘れてはいけない大切な事」なのではないでしょうか。
昨今のロシアとウクライナ、ガザ(中東諸国)とイスラエルの戦争、近隣では、中国が台湾を侵攻するかもしれない状況、北朝鮮が核開発やミサイル実験を行っている状況を鑑みても、平和は当たり前ではありませんよね。
「ハーモニー」の意味を考える♪
音楽家さんが日常的に使用している用語に「ハーモニー」がありますよね。
あまりに身近すぎて、深く考えた事がない方がほとんどでは?
日本語では「和音」「和声」と訳されますが、音楽の世界以外では「調和」「一致」のように訳され、「物事や人々がうまくまとまり、争いのない状態」を指します。
この言葉からも、音楽が平和とは切ってもきれない関係にあり、「音楽家さんのお仕事が世界の平和のために重要な役割・使命を担っている」と感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか。
こちらの記事でも少し触れさせていただきましたが、日本国内のみで活動されている方、世界を股にかけて活動されている方に関わらず、一人ひとりが「音楽(ジャズやクラシック)を生業にしている事に感謝や誇りをもって活動していく事」で、個々の活動は小さなものかもしれませんが、「世界平和への第一歩」になると僕は考えています♪
「日本人」の音楽家・ミュージシャンとして♪
「ハーモニー」の日本語訳には「“和”音」「調“和”」のように「和」という字が使われていますよね。
「和」には「日本」という意味もあるわけで、どのような語源だったかはともかく、古来から日本、日本人にとって「平和」や「調和」はとても大切な意識だったような気がしませんか。
英語で「harmony」「peace」は違うスペルの単語なのに対して、日本では「“和”音」「平“和”」に同じ『和』が入っていますよね。
日本には「言霊(ことだま)」があるとも言われ、漢字そのものに意味や意図があるので、「日本(和)」「ハーモニー(和音)」「ピース(平和)」に「和」が使われているのはとても美しいし、“日本人”として、“日本人の”音楽家として、何か重要な意味、つまり役割や使命があると言えるのではないでしょうか。
ただ理屈抜きにジャズやクラシックが好き、楽しいから仕事にしているという感覚も間違いではないと思いますけど、まずは、例えば原爆が投下され、終戦を迎えた8月だけでも「日本に生まれた事」や「日本で音楽家という仕事を選んだ事」に対し、少し深く考える、(感謝や役割・使命を)感じてみるのも良いかもしれません♪
本日の地球の写真♪
・石碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」という言葉は我々一人ひとりの胸にも刻んでおく必要がありますね。
・原爆ドーム
・原爆ドームと共に広島を代表する世界遺産の厳島神社(宮島)
・訪れたのは11月(2018年)。紅葉がとても綺麗でした!
・僕は関西住まれですが、広島風お好み焼きもやっぱり美味しい!!
音TOWNプロデューサー/株式会社マウントフジミュージック代表取締役
3級ファイナンシャル・プランニング技能士/トロンボーン奏者
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藤井裕樹/音TOWNプロデューサー
【株式会社マウントフジミュージック代表取締役社長・『音ラク空間』オーナー・ストレッチ整体「リ・カラダ」トレーナー・トロンボーン奏者】 1979年12月9日大阪生まれ。19歳からジャズ・ポップス系のトロンボーン奏者としてプロ活動を開始し、東京ディズニーリゾートのパフォーマーや矢沢永吉氏をはじめとする有名アーティストとも多数共演。2004年〜2005年、ネバダ州立大学ラスベガス校に留学。帰国後、ヤマハ音楽教室の講師も務める(2008年〜2015年)。現在は「ココロとカラダの健康」をコンセプトに音楽事業・リラクゼーション事業のプロデュースを行っている。『取得資格:3級ファイナンシャル・プランニング技能士/音楽療法カウンセラー/メンタル心理インストラクター®/安眠インストラクター/体幹コーディネーター®/ゆがみ矯正インストラクター/筋トレインストラクター』